机上の空論

経済学に「組織論」的な講義があるが、この手の講義の教科書のような本。

様々な組織や、独特の風土に対して適応可能か？疑問の多い内容であった。

英雄体験

男性の英雄体験の重要性が説かれている。

例えが著名な映画のストーリーから抜粋されているところが愉快。

確かに挑戦を諦めた男性の人生なんて無意味にも思える。

著者は世の男性諸君に「真に自分らしく生きること」を激励しているようである。

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印象的な話 他

・都市生活の不安と、創価学会の繁栄との、因果関係

・いわゆる「癒し産業」の空虚さ(思考停止に陥ってしまう。)

・80年代以降に出生した堅実な世代が不安をバネに努力する特徴を持つこと

全編中、これらが自身にとって、最も印象的な話であった。


著者は現代社会に生きる不安を軽減させるために、「支え」の共同体として、家族等。

現実的な「足場」として、なじみの店を作る等、いくつかの具体案を提示している。

ベイズ理論 ベイズ推定

限られた情報しか存在しない場合、主観的・心理的な立場から確立を推定する。

非科学的なアプローチと思われるかもしれないが、実際には有効な手法であり、
「スパンメール・フィルター」はこの考え方に基いたロジックを採用している。

一般の統計学的思考(頻度主義)によるアプローチとは異なる。